【海外インターン体験記】将来に迷ったリケジョがアジアビジネスの現場に飛び込んでわかったこと


都内の私立理系大学に通う2年生の中瀬さん。大学に入るときはエンジニアになることを考えていたが、勉強するにつれ、将来何がやりたいのかわからなくなってきたといいます。

2年生の夏休みに英語を勉強したマレーシアが好きになる。せっかくの春休み、何かおもしろいことをしたいと思い、再びマレーシアに渡ります。ただ今回は勉強ではなく、「アジアビジネスの現場」に飛び込んでいった。

1週間の現地滞在で何をし、何を得たのか。あっという間にすぎていった1週間の体験談です。

働くということ 〜AWAY体験談〜

Text by 中瀬

小学生の頃、将来やってみたい職業は数か月おきに変わった。医療ドラマを見れば医者になりたいと思った。HEROが流行った時は弁護士になりたいと思った。鍵屋のテレビドラマを見ていたときは、もちろん鍵屋になりたいと思った。ピッキングをしている姿に心から憧れた。今考えれば日本の子供たちの中に鍵屋になりたいと思ったことがある子は何人いるのだろうか。

中学生の頃にはさすがに鍵屋にはなりたくなかったが、特に夢はなかった。将来の夢は何?という質問を鼻で笑っていた。中二病にかかっていたことは間違いない。

そんな中でもなぜだか、自分のやりたいことはもう見えていた。小4くらいから考えていることは変わってなかった。海外で働き、途上国の支援に関わること。我ながら、子供のくせに可愛くない。こんな子供私は嫌いだ。(笑)これがひねくれまくっていた子供時代。

そこから今まで、私の仕事へのイメージは特に変わらなかった。私にできたことはネットやテレビで働く人の声を聴いて想像するだけ。これを人は妄想と呼ぶ(ちなみに妄想は私の趣味みたいなもので、結構得意な方だと思う)。

そんなこんなで、自分の未来が見えなくなってきた。どうしようかな。大学2年生の冬、ついに何も見えなくなった。1月5日遅れて行った初詣。もちろんおみくじを引く。末吉。

“あなたは今濃い霧の中にいます、何をやっても上手く行かないでしょう、何もせずに濃い霧が晴れるのを気ままに待ちましょう”

これには家族全員爆笑だった。

それから春休みを迎えあまりにも暇すぎて、とりあえず前来たことがあったマレーシアに友人を訪ねに来ようと決めた。でもただ観光もつまらないと思い、夜中にAWAYにメールを送ってみた。するとすぐに返信があり、びっくりするほどスムーズに決まってしまった。

初めて働く

1日目

まず日系企業のリストアップをする。人生でリストアップという言葉を使ったのが初めてだった。PCを使う。普段YouTubeくらいしか使わない私にはハードルが高かった。そして企業について調べ、メールアドレスや住所、企業の情報を調べる。すべてが初めてで、一瞬にして社会を感じた。なんて温室でぬくぬく生きていたのだろうか。

2日目

リストアップした企業へ送るメールの作成。社会に入って行っていることを感じる。もういっぱいいっぱいで、社会の中で溺れて呼吸がほぼ出来ていないような状態。そして午後、突然Bossに英語で電話してみようかと提案される。ありがたい気持ちと恐怖心、どちらが大きかっただろうか。

3日目

初めてミーティングに参加させてもらう。人生初のミーティングがまさかのマレーシアでしかも英語で、だったとは。そして私の役割は議事録を書くこと。正直議事録の意味すら知らなかった。意気込んでメモを準備。右手にはボールペン。しかし手が進まない。要するに英語が分からない。初めてまともに聞いたマレーイングリッシュ、いやそんなことは関係ない。ただ自分の英語力がはるかに足りていないだけ。

会議室はすごくカジュアルで、ビーズの椅子に座ったり、ゴムボールに座ったり。服装もぱりっとしたスーツを着ている人は誰もいない。座り方も自分の家のリビングでゆっくりしているときのよう。やっぱり東南アジアはいいなと思ったのもつかの間、質問がある。Bossが答える。さらに深く切り込まれる。答える。話はどんどん進み、今度は向こうの要求が飛んでくる。

これは見た目をカジュアルにしただけの中身は本気のビジネス。恐怖を感じた。いくらアジアでもほのぼのビジネスをしている人なんていないんだ、その辺にあるダラダラ働く従業員しかいないローカルレストランとは全く違うんだ。そんな当たり前を目の当たりにした日だった。

4日目

ミーティング。もう初めてではない。何かしらの成長を感じたいと思い挑んだ。ミーティングが始まりメモを取る。前日よりは英語がわかる。でもやっぱりわからない。お手上げではないからこそ悔しいと思えたし、もうちょっと勉強すれば分かるようになるという、どこからきたのか分からない自信も芽生えた。

その後、日系の中小企業の方々が集まる会に参加。日本語で話されているのに日本語の意味が全く分からなかった。理由は明確で、基本的なビジネスの知識、国政の知識、法律の知識など、社会人なら知っておくべきことを知らないから。海外で仕事をしたいなら、まずは日本のことを分かってないと話にならないと痛感した。

5日目

議事録を完成させ今これを書いている。

分かったこと

この5日間で私は飛躍的に成長したわけではなく、ただ将来への小さなヒントをつかんだに過ぎない。

しかし5日前の私は、サーティーワンに行ってもただアイスを買うだけで、このアイスの利益はどこから生まれているのかなど考えなかった。また、自分で企業に英語で電話しようなどという選択肢は持っていなかった。

ましてや街中で「ビジネスのチャンスがたくさんあふれている」などということは、プログラム中お世話になったBossと一緒に街を歩かなければ、思いもしなかっただろう。

これから世界中の街を歩いた時に、私の中に街をみる基準が加わった。

さすがに5日間で進路は決まらない。これから就職するまでの間、休学をするのか、大学院に行くのか、留学するのか、ワーホリに行くのか、インターンするのか、世界旅行するのか、まったく分からない。

しかし、どの選択をするのか考えるうえでこの数日間で得た新しい価値観や世界は、無意識のうちに私自身に影響を与えるだろう。やっとこれからやるべきことが見えてきた。

“リアルな社会で生き抜くために必要な能力を学生のうちにつける”

日本に帰ったらあのおみくじをまた読んで、また笑ってやろう。Hahahaha;)

〜AWAY体験談おわり〜

AWAYインターンのプログラム紹介

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『AWAY』では元リクルート米国法人社長監修のもと、マレーシアでのビジネスプログラム『AWAYインターン』を運営しております。

AWAYインターン:http://myaway.jp/awayintern.pdf

期間は1週間から1年間と、春夏休みのトライアルから、休学してのガチインターンまであります。プログラムの中では、現地の消費者へのヒアリングやリサーチ、ビジネスミーティングなど、新興国のビジネスを経験いただくことになります。

お題は現地向けサービスの考案ですが、その過程で自分自身が何をやりたいのか、何が強み・弱みなのかを深く考えることになります。この悩みをメンター陣とともに考え抜く体験は、今後就職活動を迎えるにあたって、社会人生活を始めるにあたって大きな財産です。

説明会も随時行っておりますので、お気軽にお問合せください。

AWAYインターン:http://myaway.jp/awayintern.pdf
AWAY:http://myaway.jp