【海外インターン体験記】同僚の80%はベトナム人、そんな環境で僕が大変身した理由[後篇]


この半年間で学んだ、2つのこと

半年間のインターンシップを通して何を学んだのか、大きく2つにまとめてみた。

1.給料の対価は労働時間ではなく、お客さんや会社に対して貢献できた価値、責任の重さであるということ

このインターンシップまでは、アルバイトなど時給換算の仕事しかしたことがなかった。時計の針を見て、あと何分働ければ何円上がるのかばかり気にしていた。ただ、今回のインターンシップでは残業代などなく、自分が悠長に一つの仕事で一日を費やしていれば、新たな仕事も一つも任されず、この経験の価値は半減していたかもしれない。そう考えると、自分が担当できる仕事を増やしていくことが正しい方向性だと気づくようになった。

 

2.大失敗したときや、上司に指摘され続けたときにどう対応すべきか

会社に何万円かの損失を出してしまうくらい大きな失敗をして、上司に「僕の給料から引いてください」と言ったこともあった。また、以前の自分であれば、何か指摘されるたびに反骨心から言い訳したくなることも少なくなかった。しかし、次第に上司の指摘を素直に受け止められるようになった。漠然と’’出来なかった’’と感じていることに対して、何ができていないのか、何を直せば良くなるのか、解決策や改善点を教えてもらっていると感じるようになったからだ。

 

 このインターンを通して、この捉え方が一番変わった部分なのではないかと思う。また、同じインターン生でも期待されていない人は、厳しく叱られていないようだった。ある意味、’’期待の裏返し’’というように相手の意図を汲み取って、前向きに捉えるようになった。

このまま就職すれば?と言われて

4月に働き始めた時、社内で私の評価はこんな感じだった。

「人前で全然話せないし、英語も下手で、仕事のミス連発」

 

しかし、上の2つを意識するようになったことで、

「永田はどんな仕事を任せても最後までやりきろうと地道に努力するし、素直だから教えやすい」

という評価に変わっていった。

 

そして、日本人ベトナム人双方の同僚から「あと半年間残って働けばいいのに、そのまま就職すればいいじゃん」と言われた瞬間が一番嬉しかった。

 

お世辞かもしれないが、何も会社の役に立てなかった自分がそれほど求められるようになったこと。出来なかったことを一つずつ”出来る”に変えていった瞬間。お客さんから「いつもありがとうございます」という声を聞いたとき。

 

「仕事は楽しいものじゃないけど、嬉しいと感じる瞬間は数えきれない」

社長から言われた、この言葉の意味をようやく理解できたような気がした。

後編アイキャッチ画像
退社日に、同じ部署の社員たちと

まだ’’何か’’が足りない

ただ、そこまで言われて何故私がベトナムのインターンシップを半年間で終えたのか。

「まだ何かが自分に足りない」というもどかしさを感じていたからだ。

 

その’’何か’’を一ヶ月間ずっと考えて、この結論にたどり着いた。

このインターンシップ中は、チームワークの中で分業しながら仕事を進めていったため、「これなら永田でもできそう」と思われた仕事しか任されなかった印象だった。限られた環境で、限られた仕事しかできない自分に対して、まだ変えられる部分があると考え始めた。

 

右も左も分からない環境に飛び込んで、ベトナムにいたときのパフォーマンスを維持できるのか?

今のままでは絶対不可能だと思った。

 

その原因を3つに分けて考えたところ、3つとも自分の苦手分野であると常々感じていたことだった。

 

1.マニュアルも何もないゼロから、新しいものを作っていくこと

2.仕事を任されるのではなく、これやりますと自分から提案して取っていくこと

3.日本語ではなく、全て外国語で仕事をするという状態を当たり前にすること

 

幸い、祖父の容態が安定したこともあり、この3つの課題をなおざりにしたまま帰国したくなかった。

そんな中、英語も中国語も話す人が多い’’マレーシア’’という国を魅力的に感じ、面白そうな機会を探していたところ、偶然見つけたのがAWAYプログラムだった。この3つの苦手分野を改善できる絶好の舞台だと思い、エントリーした結果、AWAY8期生として今に至っている。

 

自分には無理だと思っていた、英語と中国語だけを使って一人で営業することも、やってみれば意外に何とかなる。そのような「日本と全く違う」AWAYな環境で、今日も挑戦を続けている。

(2015年12月現在)

後編2

編集後記

一学生としてではなく、同僚として、どうやって周りから認めてもらえるようになるか。

どのように接すれば、お客さんから次の案件も依頼されるようになるか。

 

このような課題を前にして、今日は全然ダメだったなと反省して、どうすれば良くなるんだろう? 何を直せばいいんだろう?そこまで本気で考える機会は、インターンシップならではだと思います。

 

そして、チームワークや年上への気遣い、残業に対する姿勢など日本人の中では常識となっているものが、海外の人々には存在しないことだって十分有り得ます。そのように全く価値観の異なる人をお客さんとして、同僚として、一緒に何か成し遂げられたときの達成感は他のものに替えられません。

 

この記事を読んで、「海外インターンシップもアリだな。ちょっと調べてみよっかな。」というように、大学生活の一つの選択肢として考えていただければ幸いです。

 

(追記)前編の僕と同じように悩んでいる方へ、経験者としていつでも相談に乗りますので、Facebookでお気軽にご連絡ください!

https://www.facebook.com/atsushi.nagata.10

前篇中篇はこちら…

◇永田篤史: AWAY COLLEGE 第8期生。愛知県育ちの三つ子。とにかく三人一纏めにされるのが嫌いで、小学校卒業前から歴史、連鶴、書道など可愛げのない趣味に没頭。大学では経営を専攻する傍ら、パナマ人と中国人が名古屋でインターンシップをする際の受入責任者として奔走。その後、自身もベトナムとカンボジアで海外インターンシップを経験。周りに日本人ゼロという中で、ローカルの人々と中国の辺境やベトナムの軽井沢など気ままに旅をする。2015年10月から、マレーシアで新規事業の立ち上げを担当。

 

AWAY Collegeのプログラム紹介

UNLOCKDESIGN138

AWAY Collegeでは元リクルート米国法人社長監修のもと、マレーシアでのインターンやビジネスプログラムを運営しております。

プログラムの中では、現地の消費者へのヒアリングやリサーチ、ビジネスミーティングなど、新興国のビジネスを経験いただくことになります。お題は現地向けサービスの考案ですが、その過程で自分自身が何をやりたいのか、何が強み・弱みなのかを深く考えることになります。

この悩みをメンター陣とともに考え抜く体験は、今後就職活動を迎えるにあたって、社会人生活を始めるにあたって大きな財産です。

説明会も随時行っておりますので、お気軽にお問合せください。

プログラムの詳細について、もっと知りたいというかたはこちら