【世界の就活】アメリカ人のインターン事情 日本の就活はガラパゴス


ボストンキャリアフォーラムを開催しているディスコ社の社長のインタビュー記事が東洋経済に掲載されており、文中で海外におけるインターンシップについて言及されていたので、紹介します。

ボストンキャリアフォーラムって?と思った方は、こちらの記事をチェック。「今年のボストンキャリアフォーラムに絶対行くべき理由」

日本の「ガラパゴス就活」を破壊せよ!日本の就活と世界の就活はこんなに違う

最近PVをガンガン伸ばしている東洋経済だけあり、いい感じのタイトルです。

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日本には”履歴書文化”が欠けている

”世界中どこの大学生をみても、自分のまともなレジュメ、履歴書を持ってないのは、日本ぐらいです。それ自体がもうグローバルから懸け離れていて、ガラパゴスになってしまっています。”

”なぜ履歴書を作るのが大事かというと、そのときに初めて、1年生からいろんなことを経験しておいたほうがいいと気づくからです。「大学1年のときにはこんなインターンをした」「2年の夏休みに1カ月の短期プログラムでシンガポールの大学に留学した」など、履歴書に書ける素材が多ければ多いほど、その人の価値が上がり、企業から注目されるという流れを作るべきです。そうすれば、学歴が一流でなくても、余計に頑張って成長できる体験を重ねていこう、という問題意識を抱くはずです。”

これって、就活時の履歴書以前の問題ではないかと思います。”履歴書”には、アメリカの場合就活の時だけでなく、大学入学時から意識させられます。

アメリカの大学は、日本の大学と異なり、入学試験の一本勝負で、合否は決まりません。アメリカの大学入学審査に必要な書類については、日本におけるアメリカ大学留学アドバイザーの重鎮、栄陽子留学研究所から抜粋します。

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以下は「ハーバード大学に入るには?」というタイトルからです。ハーバード大学ほどトップスクールでなくとも、要求される入学審査書類の種類はほとんど変わりません。

ハーバード大学が求めている学生は、全ての分野に秀でている人、特定の分野に天才的な人、人並みならぬ経験をしている人などさまざまです。そして、学業成果はもちろんのこと、情熱、クリエイティビティ、強烈な個性も求められます。

そのような学生を見極めるための入学審査に必要な出願書類は以下のとおりです。

  • コモンアプリケーション、または、ユニバーサルアプリケーション
  • エッセイ
  • 出願審査料
  • ハーバード大学特有の願書
  • SAT*リーズニングテストまたはACT®テスト
  • SAT*教科別テスト2科目
  • スクールレポート
  • 2種の推薦状

お勉強だけ出来ても、ハーバード大学には入学できません。音楽、スポーツ、数学や物理、マジックなど、何かしらにぶっ飛んでいる人でないと入れません。それらの経験などをエッセイに書くことになります。

ぶっ飛んでいるものがない高校生は大学入学のために、ボランティアや課外活動をして、大学入試の”履歴書”にイベントを増やすために、高校時代いろいろと動きます。

海外大学生のインターンシップとは

”海外の学生は、大学時代にインターンシップをして、「私はこんな経験をしました」と企業に売り込んでいきます。日本でも今後は、具体的なインターンの成果を見せる必要が出てくるでしょう。”

”たとえば、営業会社の面接での自己PRが「飲食店でバイトしていました」ではなく、「インターンでIT企業の営業を担当しました」というようなアピールが必要になってきます。単なるバイトではなく、目指す仕事に関連するインターン経験がモノを言う時代にすべきです。”

「物流に興味があったので、ウォールマートでアルバイトをしていました!何もわからないですが、がんばります!」

こんなアメリカの大学生がいるかどうか分からないが、まともな企業はどこも採用しないと思います。日本では頑張れば、どうにかなりそう。

「インターン」ってどういう意味?

英英辞書で引いてみました。

Oxford Dictionary

a student or trainee who works, sometimes without pay, in order to gain work experience or satisfy requirements for a qualification.

Vocabulary.com

An internship is a temporary position with an emphasis on on-the-job training rather than merely employment, and it can be paid or unpaid. If you want to go into publishing, you might have to take an internship before you are qualified for an actual job.

要は、インターンとは、自分が就きたい仕事につくための必要条件を満たすために、行うものである。

日本語でも「インターン」の意味調べてみました

インターンシップ とは – コトバンク

大学在学中に実際の企業で就業体験ができる制度。

インターンシップ – Wikipedia

インターンシップとは、学生が一定期間企業などの中で研修生として働き、自分の将来に関連のある就業体験を行える制度。

 

”就業体験”というワーディングが圧倒的にヌルいですね。まさにこのあたりの感覚が、ディスコ社社長が東洋経済の中で語られているところなのでしょう。

上述のウィキペディアにはアメリカのインターンシップについても言及されていました。

“2011年現在、就職難の米国ではインターンシップが就職にほぼ必須となっており、現在、個人インターンシップなくして米国で一流企業や公務員に就職することはありえない。つまり個人インターンシップ採用選考が、実質的な採用一次選考となっている。”

ふむふむ。日本は恵まれてますな。ガラパゴス万歳。

 

(おまけ)英英辞書の「インターン」の意味は?

英英辞書を引いていたら、Urban Dictionaryにインターンの面白い定義があったので、紹介します。Urban Dictionary: intern

相当ツライ思いをしたのだろう。

Company bitch.

“Intern, go scan these 5000 documents.”

 

どんな扱いを受けたのだろう。

Free slaves in the workplace.

 

Bill’s galがウケます。ちなみにBill’s galとは、ビル・クリントンと ホワイトハウスのインターン生モニカ・ルインスキーとの の不倫スキャンダルの件です。

Bill’s gal.

“The only thing Clinton ever fell off of was an intern.”

 

彼は投資銀行でのインターンだったのでしょうか。こんな本もありました。

ウォールストリート投資銀行残酷日記―サルになれなかった僕たち: 本

a person who willingly becomes a slave to the corporate world because they enjoy getting abused and whipped by supervisors.

 

この会話は投資銀行マン間でのやりとりでしょう。サマーインターンと思われる。

joe: “do you need a slave?”

company: “no, we have enough interns!”

joe: “ok, call me!”

 

もっと読みたい人は、Urban Dictionaryをチェック。

 

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