【就活に効く言葉】今どこに就職するのかなんてどうでもいい 大手ベンチャー企業CEOのインターン生向け講演まとめ

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先日ワークスアプリケーションズのインターン説明会に行ってきました。CEOの牧野さんが登壇し、これからの日本はどうなっていくのか、それに対応するために僕らの世代は「働く」という事にどのように向き合っていくべきなのか、を語ってくれました。非常に良い講演だったので、講演のエッセンスをまとめました。

 

「日本で働く」ということのレアさ

「これから20年後、皆さんが40歳くらいになった時に、日本以外で働いた事がない人、要するにグローバルなフィールドで働いた事がない人っていうのは、いなくなってると思います。
これから日本経済がどんどんどんどん縮小して、日本というフィールドだけで食っていくのはほんとーーーに難しくなってきます。それでどうするかって、グローバルなフィールド、うちでは上海、シンガポール、インドに支社持ってますけど、今どんどん社員を送り込んでます。もうそういう時代なんです。

皆さんの中には、いやおれ日本から出る気ないし、そういうグローバルで働く気ゼロだし。そういう方もいると思います。中にはそういう働き方が出来る人達もいるでしょう。日本国内の需要がゼロになるわけではありませんからね。ですが皆さんの90%以上は、日本の外で働いていく。そういう時代です。」

減る人口と虚しい産業

「じゃあ何故日本はもうダメなのかと。ダメというか、経済が成長しきった国というのはもう落ちていくしかないんです。これは歴史上ずーっとそう。古代ローマの時代から、国は栄えて、衰退して、また新しい国が栄えてって、そういうサイクル。

今の日本だと原因としてあげられるのは、人口減少と産業の衰退だね。人口がどんどんどんどん減って、前まで良かった産業はもう軒並み空洞化して。SHARPさんとか、もうヤバイでしょ。この前新聞で読んだんだけど、また100人くらい新卒が入ったらしいね、SHARPさん。なんであんなもうすぐ潰れそうって言われてるような会社に100人も入るのか。あーこれが学生と社会人の感覚のギャップなのかなって思っちゃいました。」

「話を戻すと、イギリスがいい例で、イギリスって自分の産業無いんですよ。前まで有名だった会社、例えばロールスロイスとか、今はBMWの傘下です。軒並み有名企業は全部、ドイツ、アメリカ、中国、インドとかに買われちゃいました。

なので、極端な例で、イギリス国民が、ロールスロイス買って国を盛り上げようぜー!とかなっても、儲かるのはドイツです。BMWです。イギリスに金は残りません。なので政府としても万策尽きた、みたいな感じなんですよ、イギリスは。日本でも同じ現象がもうすぐ、というか既に起きています。

日産も、今はもう外資系ですよね。フランスのルノー傘下で。ソニーさんだって、一応本社は日本にあるって言ってますけど、実質的な本社はアメリカにあります。統括部門もアメリカにありますし、メインマーケットもアメリカですから。ほぼほぼ外資系です。

こういった事が続いていくと、日本に金は残りません。1社だけ、僕が絶対残るって言い切れるのはトヨタさんくらいです。これもなんでかって言われたら分かんないですけど(笑。あ、でも電気自動車が伸びてきたら一気に駆逐される可能性も無きにしもあらずでした、すみません。」

牧野

「あとは人口。先ほども言いましたがこれから日本の人口はどんどん減っていきます。これは人口統計から明らかです。要するに日本国内のマーケットが小さくなる、需要が減っていくと。じゃあどうするんだと、隣に大きい国がありますよね。13億人とか抱えてる、今激しく伸びてる国が。中国です。中国に限らず、アジアは全体的にのびのびた君です。今すごい来てます。そっちに目を向けていかないといけない。必然的に。そうじゃないと生き残れない。」

アメリカにまた追いつけるか?

「じゃあ、本当に日本は衰退の一途をたどるのか?と。近代では一国だけ、一回落ちてまた上がってきた国があります。アメリカです。日本が経済成長しきった1980年代後半。僕ニューヨークの5番街という、東京で言うと銀座みたいなところを歩いていたんですね。

そんな一等地なのに、シャッターが閉まってる店がたくさんある。ホームレスが入れないようにトタン板をつけてたり。ああ、国が衰えるって、こういう事なんだなと実感しました。そんな状況から巻き返してきました、アメリカは。」

「どうやったかというと、トップの大学を出たそのまたトップの学生を、金融テクノロジーとITに大量に送り込んだんです。場所で言うと、ウォールストリートとシリコンバレーです。20年ちょっと前はゴールドマン・サックスとかまだ3流でしたから。

今は、皆さん知っての通りですよね。シリコンバレーも、GoogleとかFacebookに代表されるようなスーパー企業がごろごろいます。当時伸びてた産業に、国のトップのそのまたトップ人材を送り込んだんです。今ではアメリカのGDPの50%近くがこの2つから創出されてます」

「あとあの国は移民の受け入れ率がすごい高いです。中南米だけに限らず、世界各国から移民を受け入れてます。これがまた、いい相乗効果を生むんです。アメリカ国内での移民1世、2世の平均年収分かりますか?100万円くらいです。日本と物価は同じくらいですよ?100万円です。めっちゃ貧乏です。

それでもそんななけなしのお金を貯めて、子供を大学へ入れるんです。子供も、親戚一同の期待を背負っているので、それはもう必死に勉強します。両親が楽になれるくらいのお金を稼げるようにって。そんな優秀な人達が毎年アメリカの大学からは出てます。アメリカは産業と人口問題両方をクリアしたんです。だから未だに世界でトップのスーパー大国なんです。」

「じゃあ日本で、同じことが出来るか?と。無理です。はっきり言って。移民は、日本はこれからも受け入れてはいかないと思いますし、優秀な人材を伸びてきてる産業に送り込むって言ったって、どこに送り込むかって話ですし、そんな雰囲気を学生間に作り上げるのも10年くらいはかかります。それだともう手遅れです。」

「すごい暗い話になっちゃいますが、どう考えてもそういう結論に至るしかないんです。日本から出るのがマストな時代になってきてるんです。」

チームではなく、個人で何が出来るか

「じゃあそんな時代において、おれら私らはどうすればいいんだと、お思いでしょう。これは単純に、世界に放り出されても、自分の力だけで食べれるようになってください、というだけの。外資系の面接なんかに行くと、絶対聞かれることです。」

「あなたはなにが出来るんですか?と。」

「チームのプロジェクトでこれこれこういうことをしていました。と言っても、うん、じゃあそこで何してたの?ディレクター?ってな話になるわけです。個人レベルで何が出来るのか。マーケティングでも、営業でも、自分はこれが出来る。と30代になるまでには自信を持って言えるようになってください。」

「正直に言っちゃうと、今どこに就職するのかなんてどうでもいいんです。」

「就職した先で、どれだけ一所懸命になってやれる事をやるか。自分のスキルを磨くか。それに尽きるんです。22歳の時点で自分がこれがしたい、こんなキャリアパスを想定してる。そんな人いませんから!大体仕事ってなにするのか分かってないような人だらけですから。

だから30歳くらいになった時にまた就活すればいいんです。最低でもそれまでには社会がどういうふうに回っているかが分かってきて、自分が好きなこと、やりたいことを出来るまでになってるはずです。なってなかったらそれは自己責任です。

なので皆さん、スタンドプレーで輝けるようになって下さい。これからの時代を生きていくにはそれが一番です。今日僕の話を聞いて、これからの人生の指標を決める際の参考にしてもらえたら幸いです。頑張ってください。」と。

あとがき

これからの時代を生きていく上での「真実」を突きつけられた気がしました。これからの日本は人口が減り、マーケットが縮小していく。この事実は分かっていますが、で、じゃあ今21歳の自分はどうすればいいの、という疑問。

答えは1つなんじゃないかと。目の前にある機会を最大限に活用し200%頑張る。「あなたは何ができるんですか?」という質問に対して、自信を持って答えられるものがないという現状を変えていきたい。そう強く思った講演でした。

原田 拡敬
コーネル大学4年生

AWAYインターンのプログラム紹介

牧野社長の「世界に放り出されても、自分の力だけで食べれるようになってください」にビビッと来た方に朗報です。『AWAY』では元リクルート米国法人社長監修のもと、マレーシア首都クアラルンプールで、ビジネスプログラム『AWAYインターン』を運営しております。

AWAYインターン:http://myaway.jp/awayintern.pdf

期間は1週間から1年間と、短い休みでのトライアルから、休学してのガチインターンまであります。プログラムの中では、現地の消費者へのヒアリングやリサーチ、ビジネスミーティングなど、新興国のビジネスを経験いただくことになります。

お題は現地向けサービスの考案ですが、その過程で自分自身が何をやりたいのか、何が強み・弱みなのかを深く考えることになります。この悩みをメンター陣とともに考え抜く体験は、今後就職活動を迎えるにあたって、社会人生活を始めるにあたって大きな財産です。

説明会も随時行っておりますので、お気軽にお問合せください。

AWAYインターン:http://myaway.jp/awayintern.pdf
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