◇常井裕輝:webコンサル、地域活性NPO、子育て支援、カメラ輸出、教育事業、メディアの立ち上げなどを経験し、現在文部科学省と産業界の協働プロジェクト「トビタテ留学JAPAN」を利用して東南アジアに拠点を移した半ノマドワーカー。水戸第一高等学校卒業。上智大学法学部3年次休学中。
◇連載:「飄々日記~東南アジア編~」大学進学を機に上京。物心ついてから大学入学まで海外経験なし。そんな彼が東南アジアで見たこと、感じたことの日記。茨城県水戸市生まれ水戸市育ち。

 

7:30

起床。
9月の始まりは机で迎えた。なんと健康的だろう。
創価大学の学生通称ミッキーが、2ヶ月のアジア旅行を終え「AWAYプログラム」に参加。これから3ヶ月、一緒に仕事をすることになりそう。楽しみだ。

8:30

インスタントの「バクテーラーメン」を食べる。ちなみにバクテー(肉骨茶と書く)とは、中国系の料理で漢方の香りが漂う健康に良さそうなスープだ。
なんとも言えない独特の漢方の匂いが目を覚ましてくれる。

9:00

キッチンを軽く掃除する。

9:30

メディア会議が始まる。

11:00

中華系のレストラン「Face to Face」へ向かう。

店内で食べる用とテイクアウトを頼んだのだが、お持ち帰りを持って来るタイミングがおかしい。
食べていく料理と全部一緒に運んできたのだ。机が広くないので食べにくくて仕方がない。
マネージャーが気づいて預かりにきた。

今度は、レジで会計している最中にテイクアウトを持ってきた。財布からお金を出している最中なのに持てません。

12:00

最近できたばかりのおしゃれなカフェ「Smirk」へ行く。
アイスカプチーノを注文する。
新しいGreen Tea ケーキが入荷したらしい。気が向いたら試してみよう。

一つの事業に入ると、どうしても視野狭窄になってしまうなと感じる。ふっと力を抜いて、もっとマクロな視点で世界を見る時間を作らなければ潮流を見失う気がしてならない。視野を広げてくれるのはいつだって学問と旅だった。仕事にかまけて学をおろそかにしないようにしなければ。

12:30

記事の校正を反映させる。意外と時間がかかる。

13:30

すごく大きなくしゃみと特大の「Bless you」が聞こえた。マレーシアに半年いるが、「Bless you」を聞いたのは初めてだ。

14:00

3時から始まる会議の前に少し作業を進めたいが、記事が終わらない。このあたりの仕事はできることなら人工知能に任せたい。

15:00

カフェが寒すぎるので移動する。
通りに面した席に座る。今度は暑すぎる。しかしすぐに動くのも悔しいのでここで上司との合流を待つ。

16:00

上司と合流し、会議。

17:00

お腹が空いたので、グリーンティークレープを試す。
15RM(約450円)と書いてあったのに、tax込みで13.15RM(約400円)と言われた。割引中らしい。

何も言わなくても水が欲しいか聞いてくれた。少し感動。
グリーンティークレープは、抹茶味のミルフィーユだった。表面には柔らかくふわふわした抹茶の粒が載っている。
期待しないで食べたらまじおいしい(そもそもの期待値が低かったからかもしれないけれど)。

しかし、持ってきてくれた水が若干くさい。浄水場も浄水器もそこまで高性能ではないのだろう。
そしてケーキも、始めはおいしいと思ったが実際はそんなことはなかった。

17:30

会議が始まるが、wifiがよく切れる。会議にならないのでwifiがもっと良いところに向かう。しかし雑音が多いため結局外での会議は断念。「AWAY HOUSE」に戻る。

18:00

事業コンセプトについての根本的部分を議論する。
長くなりそうだ。盛り上がる。

19:00

以前、勤務先の「UNLOCK DESIGN」が現地のフリーペーパー「セニョーム」に取材されたのだが、その記事が掲載されたということで確認しに行く。

そのスーパーで、海苔と具が逆になった海苔巻きのカリフォルニアロールが割引!と日本語で書かれて売られていた。なかなか面白い。

ご飯を食べに「SUBWAY」に向かう。その途上でふと「家庭用3Dプリンターが普及したらどうなる?」という疑問が首をもたげてきた。ミシンが無かった時代にミシンが登場した際、具体的にどんな影響を社会に及ぼしたかは知らない。ただ、それでさえ、ものすごく大きな影響を与えたと学んだ。次はミシンではなく3Dプリンターだ。そうなった時に生き残る製造業関係業種は何なのだろう。
原材料の確保、生産、流通関係とデザイナーだけではないか。デザインと原料さえあれば必要なものは手に入ってしまうのだから。ある種伝統工芸のようなものは、その伝統というストーリーが価値となり残るのだろ。3Dプリンターが布を扱えるのであれば、「UNIQLO」や「H&M」は衣服販売ではなく衣服のデザイン販売がメインになるのだろうなと思う。車や家など大きなものは? 精密機器メーカーはどうなるのだろう。3Dプリンターは貴金属を扱えるのだろうか。
そもそも前提条件がなさすぎて議論にならないと気づく。

19:30

「SUBWAY」に到着。50周年を記念して2個目が半額になるキャンペーンらしい。迷わず2つ購入。「BMTサンド」を2つ。ちなみにこのサンドが何かは私も知らない。

食べながら考えたのが、料理における食材のバランスと、小説におけるストーリーの関連性だ。どんなに素晴らしい食材が大量にあっても、それを全部混ぜればいいというものでもない。主張が強すぎてごちゃごちゃしてしまう。ストーリーもそうで、「クライマックス」という言葉が存在するのはそれは平坦な時期があるから。引き立て役が不在なところでは、主役が効果を発揮しない。これは事業でも同じではないか。具体的にこうというものは思いつかないけれども、主役とそれ以外というユーザー視点での分類は必ずあるはず。

20:00

「AWAY HOUSE」に帰る。この日記を書く。

20:30

文章の添削を受ける。

法律関係のこの辺りの一連のやりとりを見て、自分がいかにまだ不勉強かがわかる。「合憲性の推定」など、なんとなく理解できてはいるが果たして小学生に説明できるだろうか。むりだ。「賄賂で司祭になった人が授けた秘蹟はすべて無効なのかという論点をめぐる、教父アウグスティヌス以来の議論の蓄積」とはなんのことだ。無知だ。くそ。
私は今一応法律学科で憲法の授業を履修し終えているのにもかかわらず 、何一つ憲法について説明しうるだけの知見を持ち合わせていなことに気がついて打ちひしがれている。なんのために大学に入ったんだろうか…..。

21:30

友人が送ってきたサイト

美女しか載っていない。マレーシアという禁欲の地で禁欲生活を送っている私になんたる爆弾を…..
くそぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!

22:00

また語学ができていない。朝早く起きるしかない。それ以外は絶対仕事が入る。早起きしよう。

22:30

集中できなくなったので、ストレッチして空手をする。

23:00

息切れ。早い。作業に戻る。

23:30

なんか頭痛い。寝たほうが良いな。寝よう。
翌日のタスク整理をして就寝。

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◇連載『飄々日記〜東南アジア編〜

10日目:「自己責任だろ」は何の解決になるのか
11日目:ダイエットストライキの不思議
12日目:学と旅は視野狭窄への特効薬
13日目:韓国では、英語中国語できてなんぼらしい
14日目:居場所の定まらない1日

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